カビの分析(菌種同定)
こんなときに…
CASE
- カビの種類や性質が知りたい
- カビが生えているのか確認したい
- 有害なカビなのか不安
概要
OVERVIEW
空気中や壁、家具などからカビを採取し、カビを培養。どんなカビがいるのか、カビの種類を分析します。
検出されたカビの上位 5 菌種について、菌種名とその特徴を報告します。
カビ菌が有害なのか、繁殖しやすい環境条件などを知りたい場合にオススメです。
菌数測定とセットで実施することで、より詳細なデータが得られます。
特徴
FEATURES
- カビの種類、種数から危険度を判定
どんなカビが発生しているか、何種類いるのかを分析します。 カビの種類を調べることで、有害か安全かといった、カビの性質が分かります。毒性の強いカビが発生していたり、多種が混在している場合は、注意が必要です。 - 調査場所、測定数の指定が可能
気になる場所、どこでも、1 カ所から調査が可能です。 カビを目で確認できる場合は、お客様ご自身で採取して頂くことも可能です。 - 効果的な対策方法をご提案
カビの種類が分かると、どんな環境条件(温度や湿度)を好むかを把握できます。 菌種に合わせたより効果的な対策法や注意点をお伝えいたします。
調査の流れ
FLOW
ヒアリング、現状確認
カビの発生状況を確認し、採取場所を打合せします。
菌の採取
目で見えるカビは拭き取り採取、空間中のカビは、エア-サンプラーにて採取します。
拭き取り採取の場合は、お客様ご自身で採取し、弊社まで発送頂くことも可能です。
菌を持ち帰り、分析
カビを培養し、コロニーの色や形、菌糸の様子などを顕微鏡で観察します。
複数の菌種が混ざっている場合は、分離培養して菌種を特定します。結果が分かるまで、2週間前後かかります。
結果のご報告、対策のご提案
まずは菌種名と特徴をご説明。状況に合わせ、効果的な対策方法をご提案します。
施工事例
CONSTRUCTION
- 2020.05.29
- 菌種同定
- カビかどうかを調べる
- 壁紙の染み部分を、専用機具使って拭き取りるように検体を採取し、シャーレにて一定期間培養しました。すると、たくさんのカビのコロニー形成が確認されたため、顕微鏡を用いた菌種同定を実施。割り出された菌種とその特性などから、有害性や効果的な対策法を検討しました。
- 2020.04.1
- 除菌・防カビ作業
- エアコンの除菌防カビ
- 空調機用洗浄剤『 Deo Cleaner 』を購入し、ビルメンテナンス会社にて施工。 まずはウイルスまで除菌できる薬剤【オングストロンG】を吹き付けて、除菌と清掃を行いました。 乾いたら耐水性防カビ剤【プロパストップNOKIF】を噴霧乾燥させ、悪臭の発生源であるカビを予防しました。
- 2020.03.11
- スクリーニング調査
- 老健施設でのカビ調査
- 室内における1日の温湿度変化を計測。加えて施設全体の壁表面の温度を測定・分析し、発生可能性の高い場所を割り出しました。
- 2020.03.11
- 菌数測定
- 老健施設でのカビ調査
- 各フロア1か所ずつ、気になる場所を選んで菌数測定を実施しました。
- 2020.03.11
- 除菌・防カビ作業
- 学校施設での除菌防カビ作業
- まずは作業前のカビの菌数や臭気を測定。除菌のため、壁、天井のカビを薬剤で拭き取ったのち、防カビ剤を噴霧。最後にオゾンを燻蒸することで、手の届かない隙間の除菌やカビ臭の脱臭を行いました。