カビの分析(菌数測定試験)
こんなときに…
CASE
- カビの健康への影響度が知りたい
- カビの存在量や繁殖度合いを確認したい
- カビの被害状況を示す、数値データがほしい
概要
OVERVIEW
空気中のカビを採取し、カビの発生量(どのくらいカビがいるか)を分析します。
カビの被害の度合いや、健康への影響度が知りたい場合にオススメです。
菌数測定のみの実施も可能ですが、菌種同定とセットで実施すると、より詳細なデータが得られます。
特徴
FEATURES
- 空中の浮遊菌数から危険度を判定
空気中のカビの菌数が一定量を超えると、人体に悪影響を及ぼします。 1㎥当たりに存在する菌数を調べ、健康への危険度をランク付けしてご提示します。 カビ対策の必要性や健康被害の可能性が、一目で判断できます。
空気中の菌数による危険度ランク表 評価 菌数(/㎥) 状況/健康被害の可能性 対策 S 10~100 ◎清潔/被害なし 不要 A 100~1000 ○普通/ほぼ被害なし できると良い B 1000~10000 △注意/弱っていると被害の可能性あり 必要 C 10000~ ×危険/健康でも被害の可能性あり 早急にすべき - 調査場所、測定数の指定が可能
気になる場所、どこでも、1カ所から調査が可能です。 菌数測定の場合は、室内の気になる場所に加え、比較対象として外気において測定するのがおすすめです。カビは自然状態でも少なからず存在するため、自然状態と比較して被害が生じているかを確認することがポイントとなります。 - 2種類の培地を使用
乾燥を好む菌、多湿を好む菌、それぞれに対応した2種の培地を用いて分析します。 そのため、様々な性質のカビに対して、より正確な分析結果が得られます。
調査の流れ
FLOW
ヒアリング、現状確認
カビの発生状況を確認し、測定したい地点などを打合せします。
菌の採取
エアーサンプラーにより、一定量の空気に含まれる菌を採取します。
採取自体の所要時間は約2分/箇所です。※別途、機材設置などの時間がかかります。
菌を持ち帰り、分析
一定期間カビを培養し、形成されたコロニーの数から菌数を算出します。
培養から菌数の算出までは、2週間前後かかります。
結果のご報告、対策のご提案
得られた分析結果をもとに、対策の必要性や、進め方などをご提案いたします。
施工事例
CONSTRUCTION
- 2020.05.29
- 菌種同定
- カビかどうかを調べる
- 壁紙の染み部分を、専用機具使って拭き取りるように検体を採取し、シャーレにて一定期間培養しました。すると、たくさんのカビのコロニー形成が確認されたため、顕微鏡を用いた菌種同定を実施。割り出された菌種とその特性などから、有害性や効果的な対策法を検討しました。
- 2020.04.1
- 除菌・防カビ作業
- エアコンの除菌防カビ
- 空調機用洗浄剤『 Deo Cleaner 』を購入し、ビルメンテナンス会社にて施工。 まずはウイルスまで除菌できる薬剤【オングストロンG】を吹き付けて、除菌と清掃を行いました。 乾いたら耐水性防カビ剤【プロパストップNOKIF】を噴霧乾燥させ、悪臭の発生源であるカビを予防しました。
- 2020.03.11
- スクリーニング調査
- 老健施設でのカビ調査
- 室内における1日の温湿度変化を計測。加えて施設全体の壁表面の温度を測定・分析し、発生可能性の高い場所を割り出しました。
- 2020.03.11
- 菌数測定
- 老健施設でのカビ調査
- 各フロア1か所ずつ、気になる場所を選んで菌数測定を実施しました。
- 2020.03.11
- 除菌・防カビ作業
- 学校施設での除菌防カビ作業
- まずは作業前のカビの菌数や臭気を測定。除菌のため、壁、天井のカビを薬剤で拭き取ったのち、防カビ剤を噴霧。最後にオゾンを燻蒸することで、手の届かない隙間の除菌やカビ臭の脱臭を行いました。